どんなに泣いても大丈夫。
怖くない歯医者さんでありたいと、色々と工夫をしています。 でも、お口の中を診られるとやっぱりこども達は泣いてしまいます。
そんな時にお母さん。「泣いてしまって申し訳ない」なんて絶対に思わないでください。
どんなに泣いても受け入れてあげたい。心からそう思っています。一緒に頑張りましょう。
小さなこども達のためのキッズルームを用意しました。キッズルームは待合室のとなりに用意しております。
診療室に入らずにすむので、こどもたちも安心できるようです。
当院では無理やりこどもをしばって治療を行う事はありません。こども達が緊張しないように、やさしく声かけをしながら練習して、歯医者さんに慣れてから治療を行います。
また、麻酔を使用する時はまず、表面の麻酔をしてから行うので痛くありません。パルスオキシメーターを使用してモニター下にて行いますので、安全に配慮しております。注射器のかたちをしていないので、見た目にもこわくないように工夫しています。
治療を安全にすすめていくために、写真のようにゴムのマスク、“ラバーダムシート”をつけます。
目的
見た目は苦しそうに見えますが、鼻は覆いませんし、口からも呼吸はできます。お口の中に水が入ってこないので、慣れてくると治療中寝ている子もたくさんいます。
こどもの歯はとても小さく、むし歯の治療には正確さが要求されます。 精密で安全な治療をするためには虫めがね(拡大鏡)は必須です。 肉眼で治療をおこなうと、健康な歯とむし歯が区別できず、大きく削ってしまう可能性があります。
治療を怖いと思う気持ちや、不安を和らげ、リラックスして治療ができるように笑気というものを用意しております。 麻酔とは違ってお話をしながら気持ちを和らげていきます。そのため、お話が理解できる年齢であることが前提となり、だいたい3才ごろくらいからを目安におすすめしています。 写真のように、お鼻から吸うことで怖いと思う気持ちや不安が和らぎます。大人で言うとお酒を飲んでほろ酔い気分になったような感じです。笑気を外せば3~5分で効果はなくなる安全な鎮静法です。 ただし、鼻呼吸が不可能である患者さん、中耳疾患を有する患者さん、体内に気胸などの閉鎖腔を有する患者さんには使用することができないので問診で確認をとっています。
治療中にお母さんが隣にいると、甘えて泣いてしまうこどもたちはとても多いです。 こういう時は一度、お母さんと離れてみることを試します。離れる瞬間はすごく泣いてしまいますが、しばらくすると驚くほど落ち着いて泣き止んでしまうことは多いです。離れたこどもの様子が気になられると思いますので、お母さんにはこどもたちの頑張っている姿をこっそり見てもらっています。もちろん、お母さんと一緒の方が頑張れる子もいます。 あくまで、一人一人の性格にあったやり方を探すための一つの方法とお考えください。
このお薬を使うと「泣かせてまで治療したくない」とおっしゃるお母さんの気持ちにお応えできます。進行が遅くなるので、虫歯の治療を先に延ばすことができます。 しかし虫歯の部分を黒く染めてしまうのが短所です。色を気にされる方も多いので、使用の際には写真をお見せして、承諾を得たのちに使っております。 あくまでも進行を遅らせる薬なので、甘いものの管理と歯磨きができてなければ進行してしまうので注意が必要です。 怖がらなくなれば、治療をして白い歯に戻せます。また、生え変わりまで黒いままにしておいても大丈夫です。
歯の構造を安定させ歯の質を強くし、虫歯になりにくくなる効果があります。 歯科医院でおこなう高濃度のフッ素は、効果が3~4か月とされている乳歯・永久歯に関わらず生えたすぐの歯に塗るのが最も効果的です。
お口に残ったフッ素をなめたり飲み込んだりしても体に問題はないですので、うがいのできない年齢の小さなお子さんでも塗布できます。
しかし、フッ素を塗ったから大丈夫と安心せずにハミガキの習慣や正しい食生活をすることが大切です。
自費治療となりますが、3~4か月に1度の塗布が理想的です (歯科医院により使用されるフッ素が違う場合がありますので塗布の頻度が違う場合もあります)
奥歯には溝があり、形がボコボコしていて食べかすが残りやすく磨きにくい所でもあります。 溝に食べかすや汚れが残ったままだと、そこから虫歯になります。この溝からの虫歯を予防するために、虫歯になる前に溝を浅くして歯ブラシの毛先が届きやすいようにします。
この処置を『シーラント』といいます。 当院では、レーザーを当て歯質強化・歯面殺菌を行った後にシーラントをします。 シーラントは、あくまでも予防ですので、嫌がるお子さんへ無理にする必要はありません。
おうちで使用するタイプのフッ素もあります。毎日使用できるように少量のフッ素しか含まれていませんので、安心して使用していただけます。「フッ素」といっても色々なタイプのものがあります。どのタイプを使っていいのかわからなければ、その子にあったフッ素剤をおすすめしますのでご相談ください。
キシリトールとは、天然の甘味料です。
虫歯菌(ミュータンス菌)の活動を抑えたり、唾液の分泌を促したりする作用が期待できます。
小学3~4年生までは、寝る前の仕上げ磨きをしてもらうのが理想です。
磨き残しを少なくするには…
しっかり時間をかけて磨きましょう
磨く順番をきめましょう
毛先が広がった歯ブラシは交換しましょう
小さいお子さんが嫌がる時は…
まずは、遊び感覚で磨くという習慣を覚えさせましょう。(歌、好きな絵本、お人形などを使うのもいいでしょう)
上唇小帯(上の唇をめくるとあるスジ)にブラシが当らないようにしましょう
うがいできないお子さんは、水で濡らしたガーゼやコットンで歯や歯茎などをそっと拭いてあげましょう
歯は、一生使う大切な宝物。だからこそ、乳歯のうちからケアすることが大切です。
家庭での歯磨きも大事ですが、定期的にお口の中の変化を診てむし歯の予防につなげましょう。 特にお子さんのお口は成長とともに大きく変化する為、3~4ヶ月毎に定期検診を行うことを オススメしています。
気になっていること、困っていることなどスタッフがおうちの方にお伺いします。
口をあーんと開いて、お口の中を確認します。
虫歯がいないかどうか、1本1本チェック。
奥歯の歯と歯の間のかくれ虫歯は見た目で判断しにくい為、
年に1〜2度のレントゲン撮影をオススメしています。
虫歯だけではなく、歯並びや噛み合わせも定期検診でチェックしていきましょう。
歯ブラシが当たっていない所、生え途中の歯の磨き方指導など
お子さんがおうちに帰っても歯ミガキを頑張ってもらえるよう指導しています。小さいお子さんは待合室横のキッズルームにて定期健診を行います。
歯科医院で塗るフッ素は、効果が3~4ヶ月持続するため定期検診ごとに塗られる患者さんが多くいらっしゃいます。
フッ素の味はフルーツフレーバー♬
おいしーっ♡とこどもたちに大人気!!
転んで歯を打って歯ぐきから血が出たり、歯がグラグラしたりすることはよくあります。
肩や肘でも脱臼したらギプスをしますが、歯も同じように、下の写真のようなギプスを使って固定します。
デジタルカメラと同じように撮影されるシステムは環境にやさしく、X線の量もかなり少ないので患者さんにも優しいシステムです。
レーザー治療は歯を大きく削らないで虫歯治療ができたり、麻酔を使わない治療ができたりなど、たくさんのメリットがあります。
口の中を撮影するカメラです。手鏡では見えにくい奥歯や歯の裏側をモニターに映し出すことができます。
指などに軽く巻くだけで、心拍数や血中の酸素の濃度を測れます。治療中のお子さんの状態をきっちり把握できます。
笑気は治療への不安を和らげる効果があり、こわがりさんでもリラックスして治療ができます。
当院は、AEDを設置しています。緊急時に備えて、福岡徳洲会病院と連帯し、しっかり体制を整えています。